加齢臭の原因物質って本当?ノネナールって一体どんな臭い?

加齢臭の原因物質って本当?ノネナールって一体どんな臭いなの?

加齢臭の原因として知られるノネナールですが、実際にはどのような臭いなのでしょうか。加齢臭は自分では気づきにくいと言われますから、臭いのエチケットとして、日頃から自分の臭いには注意しておくと良いでしょう。

 

ノネナールの臭いの特徴や、加齢臭との関係についてまとめていますので、参考にしてみてください。

 

 

ノネナールってどんな臭い?

加齢臭という言葉が注目されるようになったのは、臭いの研究を行っていた資生堂が、2000年に加齢臭の原因物質がノネナールという成分であることを明らかにしたことが始まりであると言われています。

 

また、加齢臭という名称も、資生堂によって命名されました。

 

加齢臭の原因であるノネナール自体は、古い本、ろうそくのロウ、押し入れの匂いなどと言われ、一般的には油臭いような悪臭に感じられます。ノネナールは、このように特徴的な臭い成分なのですが、自分の匂いだと鼻が慣れてしまっていて、気づきにくいことが多いものです。

 

枕やパジャマの襟元などをよく嗅いでみれば、気づくかもしれませんが、多くの場合は、周りの人が先に感じているようです。もし臭いがきついようであれば、家族など周りの人がさりげなく教えてあげるのが良いでしょう。

 

 

体臭だけではないノネナールに似た香り

加齢臭として嫌われるノネナールですが、世の中には、ノネナールに似た匂い成分を持つ食材もあります。

 

例えば、熟成したビールでは、麦芽に含まれる酵素が、脂肪酸を分解して、トランス-2-ノネナールというノネナールに似た香り成分を発生させます。

 

また、新鮮なアユは、キュウリやスイカのようなさわやかな香りが感じられますが、これはアユの体内の不飽和脂肪酸が酵素によって分解されたものです。この香りの主成分は2,6-ノナジエナールという成分ですが、ノネナールも関与しています。

 

これらの食品が、加齢臭のような臭いではない点については、他の様々な匂い成分が組み合わさっていることや、ノネナールの濃度の違いによるものでしょう。また、これらの食品を摂ったからといって、加齢臭が強くなるわけではありません。

 

 

加齢臭は人によって異なる

加齢臭はノネナールだけでなく、様々な臭いが関わっているので、臭いに個人差があります。例えば、肝機能が低下していると、体内の有害物質をうまく解毒することができなくなり、アンモニアなどが、悪臭成分として体臭に出てきてしまいます。

 

また、糖尿病などで糖の代謝に異常があると、エネルギー源として脂肪が使われ、脂肪酸が代謝される過程で発生するケトン体が原因で、甘酸っぱいような独得の体臭が発生します。

 

体臭によってはこのような病気が原因となっていることがありますので、異常を感じたら、病院を受診しましょう。

 

 

まとめ

ノネナールには、古い本のような「オジサン臭」独得の臭いがありますが、臭いを出している本人は気づかず、周りの人が先に感じていることが多いものです。

 

また、体臭の異常は年齢によるものだけでなく、病気が原因のこともありますので、体臭が変化して独得の臭いがする場合は、医師に相談しましょう。